Anomalocaris saron 造形続き:口器及び腹側節の造形
本日は口器と腹側の節を造形。
口器は歯ごとにパーツを組まずに円盤から一体で造形。slashで切り込み、clayで盛り上げてsnakehookとpinchで成型という感じ。本当は各パーツを組んで行ったほうが正確にシャープに造形できるとは思うが、スケールに対してそこまで詳細を完璧にしすぎる必要はないよなぁと途中で気づく。また、パーツを組むことがメインになってしまうと粘土をいじっているという面白みがない。そういうのは他のツールでやれば良い。
デジタルは無限に拡大できるから際限なく細かく作り込めるけど、実物として出すことが目的なのでどこまで必要かサイズ感を考えて作るべきである。また、今後は際限モデル的なものだけの造形ではなくなってくると思うので、全てを作り込むとボケる気もする(写真をベースにしていたときよくそれで失敗していた)
腹側の節は実際の構造が不明のため少々悩む。節構造が内臓(鰓??)に反映されている以上、ある程度の屈曲はなされていたと思われるため、似たような動きをしそうな生物を図鑑で調べて参考とした。今回はカゲロウの腹部を参照している。腹側は重なりがあるものの、背面よりも凹凸は少なめという感じ。本当はもっと最新の論文を引っ張ってこれれば良いのだが....
造形自体はslashで切り込んだのち、マスクをしてmoveしたりで造形を進めていた。が、完全に今更になるがoptionを押しながらだとブラシがマイナス方向に働くことが判明。そこからはプラスマイナスclayブラシを主に使用。
Zbrush使い始めて一ヶ月もこれに気付かないとは....でも標準ブラシにdamstandardなんて用意してあるのが良くないと思う。 optionはオブジェクトのローテート用キーでもあるし。
下図はまだ切り込みが甘い途中経過
明日は一番手間取りそうな触手の造形と尾部、複眼に手をつけたい。